2015年05月01日

★ くわばら くわばら 欣勝寺

“ くわばら くわばら ” って、
嫌なことや災難を避けようとして唱えるおまじない、使ったことありませんか?
昔から何気なく使っていたこのおまじない、実は三田のお寺に由来があったのです
それでは、三田に伝わるその民話をご紹介しましょう


むかしむかし、あわて者の雷の子どもが、欣勝寺の古井戸に落ちてしまいました。
どうしても外へ出られないので、 「 助けてくれ〜! 」 と大声で叫びました。
和尚さんは、井戸にふたをしてこらしめました。
雷の子どもは、 「 助けておくれ。桑原へは二度と雷を落としません。 」 と誓ったので、和尚さんは助けてやりました。
それからというもの欣勝寺や桑原には雷が落ちたことがないといいます。
そのような事があって以来、 「 くわばら くわばら 」 と唱えると、雷は落ちないと言い伝えられています。


この民話の舞台が、三田市桑原にある 『 欣勝寺 ( きんしょうじ ) 』 なんです
欣勝寺の山門をくぐると、すぐ左手側に雷の子どもが落ちたといわれる 雷井戸 があるんですよ。
昭和55年、『 まんが日本昔ばなし 』 の、 「 くわばらの起こり 」 という題で放送されたこともあるそうです ひらめき

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   そうそう、ご存知でしたか?
   子ども達が大好きな 有馬富士公園 内の
    あそびの王国 遊具エリアは、
   この民話をもとにデザインされているんですよ。
   機会があれば、意識して見てみてくださいね 目



そんな欣勝寺さん、本堂を再建されました。
立派な建具に真新しい畳の香り・・・、背筋がシャキッとします ダッシュ(走り出すさま)

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そんな欣勝寺で 花まつり が行われますよ
5月8日 ( 金 ) 10:00 〜 11:00 で開催予定です。

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   花まつりとは、お釈迦様のお誕生をお祝いする日です。
   そして、わたしたちひとりひとりのかけがえのない命を寿ぎ、
   しあわせを願う日でもあるそうです

   写真の誕生仏 ( たんじょうぶつ ) の頭上に、甘茶をかけてお祝いします。
   当日は、どなたでもご参加いただけます!!

   最近では雷難除けだけでなく、 “ 落ちない ” ということで、
   合格祈願のお願いに来られる受験生も多いそうですよ。

   『 くわばら くわばら 欣勝寺 』
   ぜひ一度ご参拝ください






欣勝寺
三田市桑原866
TEL: 079-564-3950

HPはコチラ♪







posted by sanda_story at 17:00| 兵庫 ☀| まち歩き・歴史 | 更新情報をチェックする