2014年06月12日

★ 動く市政教室 Vol.3 <花山院菩提寺>

 お待たせいたしました♪ 最終章のVol.3です。

美味しい学校給食を頂いた後は、 花山院菩提寺 (カザンインボダイジ) へ。

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標高418mの阿弥陀ヶ峰の約400mの高さに位置し、
花山院までは急勾配の坂が約900m続いています。


花山法皇(カザンホウオウ) が隠遁生活を送られている山寺へ
京の都から法皇を慕う女官たちが花山院を訪れた際、
女人禁制のため参道を登ることが出来ず、尼となって山麓に住み
山上の法皇に琴を弾いてその思いを伝えたそうです。

参道途中、女官たちが琴を弾いたとされる場所を
「琴弾坂 (コトヒキザカ)」、 そしてこの地を
「尼寺 (ニンジ)」 と呼ぶようになったと伝えられています。





また花山院は西国三十三所の番外霊場として、多くの巡礼者が訪れます。
そんな花山院に建立されている歌碑がこちら。
児玉尊臣(コダマ ソンシン)が、花山法皇の陵を見てうたった歌です。


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「やまの鳥 木々のしげみに 啼きゝほい
          みささぎの邊の すがしあさかも」




            
児玉尊臣は、旧有馬郡の生まれで、幼少期は
三田で育ち、長く教職を務めた後、三田で
郷土史を研究し多くの成果を残しました。
歴史文化の普及や多くの後進の指導に努め、
昭和期の三田の歴史研究や文化財の保存に
貢献しました。



 花山法皇は和歌に優れ、『拾遺抄(シュウイショウ)』の御詠歌や、寛弘3年(1006)前後に
編まれた第三番目の勅撰和歌集『拾遺和歌集』20巻の選者と目されています。
当地の有馬富士を詠んだ

『 有馬富士 ふもとの霧は 海に似て 波かときけば 小野の松風 』

は、法皇の歌とされています。


境内からの御詠歌に詠まれた霧海、自然の四季折々の景色は絶景で、
目前に標高374mの「有馬富士」や「千丈寺湖」、また遠くに播磨灘を望むことが出来ます。

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冬の早朝によく見られるそうです。
心洗われる風景ですね。
必見ですよ!!目







posted by sanda_story at 12:08| 兵庫 ☀| まち歩き・歴史 | 更新情報をチェックする