三田の地場野菜を使った和惣菜が、日本全国のみならず世界で
お召し上がりいただける日も近いかもしれません
以前ブログでもご紹介した
日乃本食産(株) < 三田見野屋 > 三田の特産品 ( 松茸 ・ 栗 ・ 黒豆 ) の卸売・加工や純国産胡麻豆腐などを
製造販売する会社なのですが、この度、日本ハラール協会より
国内初の
ハラールキッチン認証 取得の食品工場となりました
早速、神戸フルーツフラワーパーク内にオープンした新工場の内覧会に
お邪魔して来ましたよ
まずは工場見学から
工場内の製造設備を案内してくださる見野社長♪
まずは皆さん、
「 ハラール 」 って何かをご存知ですか?
「 ハラール(ハラル) 」 とは、イスラム教の教えで
“ 許されている ” という意味のアラビア語で、
反対に
“ 禁じられている ” と言う意味の言葉が
「 ハラーム(ハラム) 」 なんです
ハラルやハラムは物や行動が 「 神に許されている 」 のか 「 禁じられている 」 のかどうかを示す考え方で、
分かりやすく説明すると、嘘をついたり物を盗んだりすることは 「 ハラーム 」 とされます。
「 ハラール 」 とは神に従って生きる イスラム教徒(ムスリム) の生活全般に関わる考え方なんですよ
さて、「 ハラール 」 とは何かをご理解いただいたところで
イスラム教の教えで食の禁忌と聞くと、まず思い浮かぶのは豚やアルコールの飲食を禁じるということですよね
一般的に、
イスラム教徒 (ムスリム) は豚を使用したメニューを食べることはありません
ただ、豚肉そのものだけ避けていればいいという訳ではなく、豚由来の原料や食品添加物も摂取することができません。
ゼラチン ・ 乳化剤 ・ 動物性油脂 ・ グリセリン ・ ポークエキスなども含まれるんですよ
しかし日本では豚肉を使ったメニューが豊富ですし、またアルコールは飲料としてだけでなく、
料理には欠かせない調味料としても多用されているのが現状です
そこで今回、神戸フルーツ・フラワーパーク内に新設したハラール対応食品製造工場では、豚由来の原料や
アルコール類を一切使わず、三田市近郊の地場野菜などを使った様々な形態の加工食品を提供し、
訪日ムスリムへの対応を進めていくそうです
それにしても、酒やみりんを使用しない和惣菜って・・・
筑前煮やきんぴらごぼう、また牛丼など、通常は酒もみりんも使いますよね?
しか〜し、口にしてビックリ!!!
入っていないと言われないと、全く違和感ありません。
ハラル認証の和惣菜なんて、本当に珍しいですよね
今後、2020年の
東京オリンピック 開催等により
増加が予想される外国人観光客
そんな方々へのハラール対応食品需要に応えていくことが可能となり、
ハラール食品の製造拡大に伴う地域農産物の消費など、
食を通じた地域の観光活性化にも期待できますね
三田市内で認証されたハラール食品が、ホテルの朝食バイキング、
大学食堂、飛行機の機内食など、世界中で食べられるようになる日も、
そう遠くはないかもしれませんよ
日乃本食産株式会社
三田市志手原882
TEL: 079-564-2222
FAX: 079-564-3355
posted by sanda_story at 16:50| 兵庫 |
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